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内閣府「ムーンショット計画」とは? やばいと言われる理由や目標から、2050年の日本を考える。

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「疲れと創作」をテーマに、2050年からのよりより創造と自由な生き方を準備するためのアイデアを集めるメディア《Internet World 2050》です。


今、この記事に辿り着いた読者の方は「ムーンショット」という言葉を、どこかで見聞きして、調べてきたと思います。ここでは、「ムーンショット目標」に関する概要と、“破壊的イノベーションの創出”を目指し、“2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現しよう”と掲げる日本に住む私たちが、自由な生き方を得るためのヒントを考察していきます。

「ムーンショット目標」とは?

内閣府の「ムーンショット目標」は、2019年12月に発表されました。この目標は、挑戦的な社会課題を解決するために設定されたもので、日本政府が科学技術イノベーションを促進するために取り組むべき方向性を示しています。

具体的には、2040年までに達成を目指す7つの目標が掲げられ、それぞれに基づいた研究開発プロジェクトが進められています。このプログラムは、新しい技術や知識の獲得だけでなく、社会における持続可能性や幸福の向上を目的としています。

内閣府ホームページより引用「ムーンショット型研究開発制度」

ムーンショット目標1
2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」とは?
以下、内閣府のホームページで記載されている内容を抜粋して紹介します。

誰もが多様な社会活動に参画できるサイバネティック・アバター基盤

  • 2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
  • 2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。

サイバネティック・アバター生活

  • 2050年までに、望む人は誰でも身体的能力、認知能力及び知覚能力をトップレベルまで拡張できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を普及させる。
  • 2030年までに、望む人は誰でも特定のタスクに対して、身体的能力、認知能力及び知覚能力を強化できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を提案する。

目標設定の背景

  • 少子高齢化の進展により、今後、我が国では生産年齢人口が減少するが、これは同様の人口動態をたどる先進国やアジア周辺国においても共通の課題となっており、日本は課題先進国としてこの問題の解決に取り組むべきである。
  • さらに、人生100年時代において、様々な背景や価値観を持ったあらゆる年齢の人々が多様なライフスタイルを追求できる持続可能な社会(Society 5.0)の実現が求められている。
  • 様々な背景や価値観を持つ人々によるライフスタイルに応じた社会参画を実現するために、身体的能力、時間や距離といった制約を、身体的能力、認知能力及び知覚能力を技術的に強化することによって解決する。

ムーンショットが目指す社会

  • 人の能力拡張により、若者から高齢者までを含む様々な年齢や背景、価値観を持つ人々が多様なライフスタイルを追求できる社会を実現する。
  • サイバネティック・アバターの活用によってネットワークを介した国際的なコラボレーションを可能にするためのプラットフォームを開発し、様々な企業、組織及び個人が参加した新しいビジネスを実現する。
  • 空間と時間の制約を超えて、企業と労働者をつなぐ新しい産業を創出する。
  • プラットフォームで収集された生活データに基づく新しい知識集約型産業やそれをベースとした新興企業を創出する。
  • 人の能力拡張技術とAIロボット技術の調和の取れた活用により、通信遅延等にも対応できる様々なサービス(宇宙空間での作業等)が創出される。

【独自考察】2050年の日本と⁨⁩私たちの暮らしはどう変わるのか?

まず、驚かされるのは、「ムーンショット目標」の発表が2019年12月で、その後、日本で初めて新型コロナウイルス(COVID-19)の発症が確認されたのが、2019年1月16日。偶然か必然か、私たちはオンライン上で複数の仕事をこなし、働く上での最も複雑でタスク遂行のために欠かせない報連相を、デバイスを通しておこなうようになりました。手元のスマートフォン上の、数々のスレッドやメッセージを同時に動かして仕事をこなしている様は、まさに1人で複数のアバターを運用していることに等しく、サイバネティック・アバター基盤は、もうすでに私たちの生活に浸透しているように思います。

足で稼いでいた昭和生まれ・現在50代の上司もこれらを使いこなしながら適応している姿を見る限り、2050年に50歳を迎える現役30代の私たちが、身体の一部にロボットを埋め込み生きる姿も、非現実的な未来とは言えない気がしてきます。

そんな2050年を迎えるにあたり、さまざまな変化が想像されますが、最も大きなマンドセットは、以下の5つと考えます。

  • 01 ひとつの技術を深めるよりも、多くの技術を身につける「個の力」の拡張
  • 02 相手は誰かわからない(不透明な人間関係)からこそ、協働できる仲間が必要
  • 03 AIやロボットをコントロールできる、「自然知能」の鍛錬
  • 04 アナリティクスから、真の情報を見抜き、未来を想像する先見性
  • 05 選択と集中

みなさんはどのようなことを考えたでしょうか?

やばいと言われている理由

X上ではさまざまなポストが投稿されています。

「やばい」と言われている理由としては、これで壮大な計画でありながら、あまりテレビやニュース番組で取り上げられないまま、どんどん更新されていることにあるのかもしれません。このあたりの事象は引き続きリサーチしていきたいと思います。

秘密裏に進行していることに、計画推進の本幕や関係者が見えにくいことに不安を感じる人も少なくないのかもしれませんね。

ここまで概要と口コミを紹介してきましたが、読者の皆さんにお聞きしたいことがあります。

「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会」で、
人は何に幸せを感じるでしょうか?

2050年を生き抜くための精神の安定と生産(創造)活動に必要な10のこと

DIY(Do It Yourself)、つまり「自分でやる」ことの重要性です。1990年代にインターネットが発達したことによる大きな恩恵は、「共有」です。自分のライフスタイルをSNSでポストして、いいねを交換できる。アイデアや開発などHow Toは先輩ユーザーから学べる。開発もオープンソース。これはさまざまな創作を大いに広げる要因になりました。今度は、その「共有」を、AIに任せて、データソースから開発をお願いできる。プロンプトに指示を書き込めば、今までアウトソースしていたものをロボットが生産してくれる。何を生む、どうやって生むはAIが担ってくれます。そうなると、類似品というものは大量に発生します。

そこで大切なのが、「なぜつくるのか?」です。

無数の因子があり、Aさんから受ける直感や感性とBさんから受けるそれとは異なるのです。
強い意図を持って、創作したものに宿る理由や熱意。それが他者の発想やアイデアに結びつくのです。

これは芸術の世界に不変的に存在する価値です。技法や完成品はもちろん重要ですが、人々は何千・何百年前の芸術品に心が動くのは、その作品に込められた意図に深い心情の映写をしているからではないでしょうか。

少し話が飛躍しましたが、私たちが元来から持つ「なぜ?」という好奇心や創作意欲は、真に自分自身でやってみて(Do It Yourself)、研鑽して、AIでは語れない境地や経験から生まれて、まさに人の琴線に触れる創作もDIYなものに洗練されていくと考えます。つまり、常にさまざまインプットに触れて、自分自身の解釈をアウトプットし続けること。これが人間社会において変わることはないと考えます。人間の普遍的価値を丹田にためておく事が、2050年の変容した社会で生き抜く術になるのではないでしょうか。

映画や本から学ぶ

集中力と忍耐力を高める訓練をしておく

創作の技術を身につけておく

ChatGPTをうまく使う

副業を始める

株式投資を始める

自給自足を準備する

地方に家または土地を買っておく

車を手放すサイクルを考えておく

世界を舞台に創作活動を展開するために、英語力を鍛えておく

まとめ

いかがでしたでしょうか?

PROFILE
著者
IW-2050 Editor

《Internet World 2050》は、「疲れと創作」をテーマに、2050年からのよりより創造と自由な生き方を準備するためのアイデアを集めるメディアです。

いよいよ年金制度や人口動態が崩れてゆく2025年。30代の生産世代が未来を豊かにする創作を続け、個人資本を高めるためには「疲れをほぐすこと」が大切と、私たちは考えます。

自然、旅、映画、音楽、マンガ、副業、経済、世界情勢など、さまざまなジャンルを通して、2050年に50歳になる私たちがより良い生き方を始めるための発見やヒントをお届けします。

運営:Internet World 2050編集部

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